アタシはそれ以上繭子に 反論することはしなかった。 どれだけ反論しようとも 分かってもらえないこと位 分かっていたから。 それで1限目の英語の教室に 急いで入った。 しかしその先生はかなり 人気があるみたいで 開始間際に入った私達の席は もうないように見えた。 運良く最前列の真ん中の席が 四つだけ空いていて私と繭子は 急いで席につく。 席につくとすぐに先生が入って来て、 授業が始まった。 初日だというのにいきなり ヘビーな講義が始まるのだった。