朝の6時過ぎ…朝食の支度をしようと
前掛けをして、いつものように
テレビをつけた蓉子が大声で叫んだ。
「お母さん…お父さん
ちょっと来てよ」
「何じゃ騒がしいの…」
「ほらこれっ」
それは朝のニュースだった。
「今朝早く…午前4:51…白兎の郷の
地下10kmを震源とする震度4の地震が
ありました…雪崩が起きた模様で、
死者、負傷者はまだ分かりませんが、
かなりの雪崩に…現在…。」
蓉子の顔は真っ青になり
「アタシ…行ってくる」
と言って出ていこうとした。
「蓉子待たんかわしも行く。」
おじさん、おばさん…それに蓉子が
車で現地へ向かった。

