最後まで読んでくれてありがとう。





今日だよね…あの流星群…





あの山小屋でレオを待ってます。





亜里沙………






初めて…アーサの失踪の真実を知って…






アーサの20枚もの手紙を読みながら

涙が止まらないまま…






俺はアーサが待つ白兎の郷へ走った。







アーサが一晩かけて書いた手紙を

蓉子さんに渡し…俺は走り出した。







蓉子はレオを見送りながら




「今度はちゃんと捕まえて…

放しちゃだめだから…。





でも悠も…舞も…ずいぶん…

大人になったんだ…」





と蓉子も目を潤ませ、レオを…

悠を玄関先まで見送った。






俺はアーサからの手紙の最後を

思い出しながら…ひたすら…

アーサが待つ場所へ急ぐ。