後ろを振り向くと、右側には
学校にもあったような人体の
内臓模型の人形が片腕を
なくしたまま、アタシを見つめていた。
まるでレオを失ったアタシみたいに
片腕を失った人形が…。
そしてその傍にはガラスの容器…。
よく見ると中には人間か何かの脳のような
ものがホルマリン漬けされていた。
あまりの光景にショックを隠し切れなかった。
それでアタシは椅子に腰をおろし
気持ちを落ちつけようと
目を閉じて先生が来るのを待った。
その時間はわずか数分だったが、
その時のアタシにはそれが30分にも…
1時間にも感じられる時間だった。
ホントはすぐにでも逃げ出したかった。
ドアが急に開いてレオが来てくれる幻想を見た。
緊張と不安で喉はカラカラになり
動悸も速くなる。
手には汗が滲みハンカチを出そうとした時
アタシの正面にあったドアが開き、
奥の部屋から博士のような老人が現れた。

