それからアタシもお母さんの横に並んで
港を眺めてたの。
レオとの結婚のことは
手紙で知らせていたから、
そのことで怒っているのか、
お母さんはずっと黙ったままだった。
きっとまた反対されるのだろうと
思っていた。でもたとえまた反対されても、
アタシも一人前の大人になっていたから、
レオとの結婚を諦めるつもりはなかった。
もしもそんな話だったら、
何も聞かずに帰ろうとも思っていた。
でも…お母さんの話はアタシにとっては
地球が逆に回る程の青天のへきれきだった。
自分の耳を何度も疑った。
何度も聞き返した。
お母さんは港を見ながらこう切り出したの。

