立花亜里沙… これがアタシの名前。 父親は鎌倉で、立花産業という 車の部品とかを作っている会社を 一代で築き、私は立花家の一人娘として 何不自由なく育てられて来た。 小さな頃から所謂「お嬢様」で、 小中高と地元の私立の女子校に通った。 高3になるまで男の子と付き合うとか、 そんなことは一度もなかったし、 興味もある方ではなかった。