おじさんが中に入った後、蓉子さんと俺は 裏庭から見える夕陽を見ていた。 「これからも今日と同じ夕陽が、 ずっと見れるわね。 あと…舞ちゃんのこと…よろしくね。 舞ちゃんはアタシにとっても、 ホントの妹みたいになっちゃてるから。 でもこれで弟もできたんだ〜っ あっ…いけない… お母さんに叱られちゃう…」 そう言いながら蓉子さんは笑いながら 勝手口から小走りに中へ戻って行った。