すると蓉子さんは俺に遠慮してるのか 「別に無理にとは言わないから… ゆっくり考えて…ね。」 と言ってくれた。 俺は生まれて初めて家族というものの 温かさを肌で感じている。 嬉しくて… 嬉しくて… 言葉にならなくて、 ただ首を振るしかできなかった。 やっと出た言葉は 「いいんですか」 の一言。 おじさんは俺の肩をギュッと抱いて 「良かったなや これで家族が5人になったがや。」 と言って中へ戻って行った。