千年愛



舞ちゃんを連れて戻るとおばさんは

商売人の顔に戻り、二人を部屋に

案内してくれた。






部屋は二階の一番奥…






よく言えば情緒ある部屋ということに

なるのだろうが、お世辞にも

そうは言えないような…薄暗い…






恐らく一日中陽が当たらないと思える

部屋だった。







外は吹雪がますます強く

なっていくようだった。





吹き付ける風や雪が窓の木枠を

ガタガタと揺らしていた。








今にも割れてしまいそうな程に…。