涙を拭いて振り返ると 「入ってもいい?」 と思いつめたような顔で 蓉子さんは俺に尋ねてきた。 俺はそれには答えずに、 「アーサは大丈夫なんですか?」と 咄嗟に口から出てしまっていた。 「舞ちゃん…のホントの名前… アーサって言うのね。」と呟き、 俺の似顔絵を手にとり、「さすがね… でもこれが今までの中では一番かも… 舞ちゃんの本当の気持ちが 現れてるみたい。」と言った。