「アタシ…生まれも…歳も…分からないんです。」 「ごめんね…変な質問して。」 と俺が謝ると、今度はまたさっき見せた屈託のない笑顔で 「別にいいです!気にしてませんから。それが分かったところで人間幸せになれるわけでもないし、それが分からないと必ず不幸せってわけでもないから…。 ところでお客さん…今日のご予定は何か決まってますか?もしまだでしたら、お部屋にお荷物を運んだら案内しましょうか?」 と尋ねて来る。 もっと彼女のことを知りたいと思っていた俺は二つ返事でお願いすることにした。