しかし、顎の左にあるホクロの位置まで同じだし…どう考えていいのか分からずに、ただそう返事した。 俺の言葉を聞いて彼女は、「本当に?…良かった〜!またおじさんに叱られるとこだった。あ!アタシ…一ノ瀬舞です。田中屋から迎えに来ました。」 と言って俺の荷物を持とうとする。 「いいよ。これ位自分で持てるから。」と遠慮した。 彼女は屈託のない笑顔で「じゃ、ご案内しますね。」と言って歩き出す。 俺はまだ狐につままれたような気持ちで、後をついていくだけだった。