「学校また来るつもりなの?お前がいるだけで吐き気するし。ムカつくんだけどさ、なんで学校たまに来んの?まじ、なんで生きてんの?」
「…っ」
「あーあ、東花がいなかったらお前ひとりになるから何でもできたのになぁ?今ごろ後悔してる。靴隠したり、陰口もーっと言って、お前を追い詰めて不登校にできたのにって」
朝くんのシャツをぎゅっと握りしめる。
東花は、それを知ってて私といてくれたの?私は、そんな目で見られてたの?
嫌な心臓の音に、吐き気がする。朝くんにすがり付いていないと、立っていられなかった。涙がでそうで、必死に我慢する。
わかっていた。嫌われているのも、そんな目で見られているのはわかっていたのに。
笑みを浮かべることが、できなかった。
苦しいよ、ほんとは、怖いんだよ…
どうしたらいい?
限られた楽しい時間を私のせいで…
ごめん、ごめんなさい…
「大丈夫」
怖くて、ぎゅっと朝くんにしがみつく。
「豚って、可愛いから」
「…えっ」
黙っていた朝くんの急な発言に流石に驚いたのか、彼らは「は?」と大きく目を開ける。
「ニワトリは呑気にパフェでも食ってこいよ?渡されたろ、さっきの」
いやいや、そんなつもりで渡したわけじゃ…とは言えず、睨む男子の目がこちらに向く。
それを庇うように、朝くんが前に立つ。
―ニワトリ?意味がわからなくて、思わず、こんな状況下で笑ってしまいそうになる。
人をバカにする豚や牛やカバならわかるけど、ニワトリて…


