言葉が、信じられない。
私は、人に心を開けない。
ごめんなさい、と心の中で何度も謝る。
もう終わりかと、パイプ椅子に座る小鳥に背を向け、私は静かに目を瞑った。「ありがと」と言おうと口を開いたその時だった。
「ほんとのこと、言ってもいい?」
ほんとの、こと…?
目を開いて、ちらりと小鳥を見る。
泣いた後を拭いながらも真剣な表情を私に向けていた。胸がはち切れそうなくらい、怖くて怖くて、仕方がなかった。
瞬時に理解した。
あーそっか。私のこと、嫌いだったんだ。
結局は、こうなる。
友達とか恋人とか、作る価値がない。なら、どうして、私は小鳥のことを友達なんて思っていたんだろう。ほんと、バカみたいだ。
「翠、私のこと嫌いなんだよね?」
…え?私が小鳥のことを?どうしてそうなるのか、よくわからなかった。小鳥が私のことを、嫌いなんじゃなくて?
「いつも愛想笑いで笑ってるし、学校でも翠から話しかけられることないし…まあ、色々理由はあるけどさ」
「…じゃあ、小鳥は私のこと、ほんとに嫌いじゃないの?」
小鳥は少々間を置いて、話し始めた。


