5000分の1の奇蹟


ピッピッピッピッ
規則正しい音が聞こえ手術が終わった事がわかった。

 春「起きた?大丈夫?」
羽菜「大丈夫。ありがとう」
まだぼぉっとする頭で会話をする。
そしてまた眠りについた。

それからどのくらい時間が経ったかわからないけど外はもう暗くなっていて夜になっている事はわかった。
横を見るとお母さんが眠っていた。
手元をみると携帯があったから開くと愛菜からメールが来ていた。

愛菜「手術お疲れ様。きついだろうからメール無理しないでね。今日はゆっくり休んでね。」
こうしていつも愛菜は連絡をくれる。
きつくないわけではないけど愛菜と話したかったから返事をした。
羽菜「おはよう。今起きたよ。無事に終わったよ。連絡ありがとう。」
愛菜「おはよう。よかった。明日学校終わったら行くから夕方くらいになると思う。
   もし体調悪かった言ってね。」
羽菜「ありがとう。楽しみにしてる。」
愛菜「航にも伝えとくね。ゆっくり休んでね!お休み」
羽菜「ありがとう。お休み」
愛菜とのメールが終わったところで先生が来た。

飯田「羽菜ちゃんどう?」
羽菜「大丈夫です。」
飯田「よかった。明日また来るね。」
羽菜「ありがとうございました。」
先生達は帰って行った。

 母「ごめん寝てた。」
羽菜「良いよ。おはよう」
 母「もう少しで水分とれるね」
羽菜「わかった。」
 母「気分は悪くない?」
羽菜「大丈夫。お母さん時間大丈夫?」
 母「お母さんは大丈夫よ」
羽菜「ありがとう」
 春「羽菜ちゃんどう?」
羽菜「大丈夫。」
 春「水分取れるからお腹の音聞くね」
そうして春ちゃんに聴診をしてもらい水分を取れるようになった。
それから無事に食事も取れてお母さんは安心して帰って行った。
丁度消灯時間になったため痛み止めを注射してもらい眠りについた。