それからは中1の花染 結乃になりきって3限の数学と4限の英語を乗り切った。

ただ、一応偏差値60超の進学校に進学していた私にとってこの時期の数学と英語は眠気がさすだけだったが。

中学は授業中の発言は挙手制が主だったため、当てられる事はなく、私語が比較的多い授業となった。

高校生になってから静かな授業に慣れていたが中学の時は学校自体が荒れていて、特に私の学年は酷かったため授業中の私語は当たり前だったと気づいた。

でも私は睡魔との戦いだったため私語どころではなかったけど。

それから久しぶりの給食。

第一最近は昼食もとっていなかった私にとっては食べれるか心配だったが、「給食の時間」という時間に食べないとなると周りの目も気になるため何とか半分は食べようと臨んだ。

当時の私は給食の完食なんて当たり前の健康体だったのになあと思いながら食べていたところ、気づくと完食していた。

もしかして体質が戻ったのでは?と期待しつつ驚きよりも「食べれた」という事への感動の方が大きかった。

きっと今日1の出来事だろう。
食欲が戻ってきたように感じて嬉しかった。