私は、ずっと待っている。
桜が咲いている春も、桜の木でセミの鳴く夏も、桜が紅葉する秋も、桜の枝に雪が積もる冬も。
ずっと、ずっとあなたを待っている。
この、大きな桜の隣の古びたバス停、そのベンチで。
いつか、もう一度、会えることを願って_。