バレーボール部の見学をしたいと部長さんにお願いすると
「俺たちは初心者でも大歓迎だから!ぜひ体験もしていって〜!」
と快く迎え入れてくれた。
2階の柵のところには
目指せベスト8!!
この一瞬を全力で!
と書かれた横断幕が2つあった。
俺と蒼來は体操服持ってきてるし少し体験させてもらおうという事になり少し練習に参加させてもらった。
「体験させてもらいたくてきました!一瀬 拓翔です!よろしくお願いします」
「同じく体験させてもらいたくて来ました!如月 蒼來です!よろしくお願いします」
軽く自己紹介をした俺たちは先輩方と一緒にランニングを始めた。
サッカーをやっていた俺は結構辛めのアップだったけど余裕でこなした。
一方で蒼來は小学校時代、体が弱かったこともあり少し疲れていた。
「拓翔はげん、き、だね。疲れてないの?」
「サッカーやってたしこれくらいなら。てか蒼來大丈夫?」
「う、うん。なんとか」
「僕から誘ったんだしここでリタイアする訳には、」
そんな俺たちの会話を聞いていた部長さんが
「まぁ、最初から俺達もこのアップを余裕でやってた訳じゃないしこれから少しづつ頑張ってこ!」
と声をかけてくれた。
ここで無理して倒れてしまっても大変なので蒼來は少し端で休憩することになった。
全然余裕な俺はそのままパス練にも参加した。
けど、やったことがないから変なところに当たってあちこち飛んでいってしまう。
「手を重ねて組んだ時に親指を下に下げると自然と腕が平らになるからそこ意識してやってみて!拓翔くんならできる!」
そうアドバイスをくれた部長さん
俺は部長さんのアドバイス通りに親指を下に下げた。すると本当に腕が平らになり、さっきみたいにあちこち飛んでいってしまうことはなくなった。
「うまい!上達が早いね〜」
少しアドバイスをしただけでだいぶ上達した俺を部長さんは褒めてくれた。
端で休憩しながら俺の事を見ていた蒼來も
「やっぱり拓翔はなんでも出来るな!僕も頑張ろ〜」
と気合を入れて練習に加わった。
蒼來は俺ほどの体力はないが、ずば抜けた運動神経を持っている。
軽く肩慣らしなどをしてパス練をする蒼來はやったことがないなんて嘘みたいに上手に先輩とパスをしていた。
「2人ともほんとに初心者!?うますぎるんだけど!」
とすごく褒めてくれる。
俺たちは優しくしてくれる先輩たちが気に入り、入部したいという気持ちが強くなっていた。
その後もスパイク、サーブとアドバイスをもらいながら練習に参加した。
午後6時
部活動体験は6時までと言われていたので俺たちは
「そろそろ、失礼します。今日はありがとうございました!」
とお礼を伝え帰る準備をした。
「2人とも!俺は2人に入部して欲しい。もちろん無理にとは言わないけど、」
と俺たちに言ってきた部長さん。
俺たちは一瞬(どうする?)と顔を見合せたけど、2人の気持ちは同じだったようだ。
「もちろん!俺たちは入部するつもりです」
「これからよろしくお願いします!」
そう伝えると、先輩方はとても喜んでくれた。
そして、顧問の先生には俺たちから紹介すると言ってくれた。
これが俺のバレーボールを始めたきっかけだった。
「俺たちは初心者でも大歓迎だから!ぜひ体験もしていって〜!」
と快く迎え入れてくれた。
2階の柵のところには
目指せベスト8!!
この一瞬を全力で!
と書かれた横断幕が2つあった。
俺と蒼來は体操服持ってきてるし少し体験させてもらおうという事になり少し練習に参加させてもらった。
「体験させてもらいたくてきました!一瀬 拓翔です!よろしくお願いします」
「同じく体験させてもらいたくて来ました!如月 蒼來です!よろしくお願いします」
軽く自己紹介をした俺たちは先輩方と一緒にランニングを始めた。
サッカーをやっていた俺は結構辛めのアップだったけど余裕でこなした。
一方で蒼來は小学校時代、体が弱かったこともあり少し疲れていた。
「拓翔はげん、き、だね。疲れてないの?」
「サッカーやってたしこれくらいなら。てか蒼來大丈夫?」
「う、うん。なんとか」
「僕から誘ったんだしここでリタイアする訳には、」
そんな俺たちの会話を聞いていた部長さんが
「まぁ、最初から俺達もこのアップを余裕でやってた訳じゃないしこれから少しづつ頑張ってこ!」
と声をかけてくれた。
ここで無理して倒れてしまっても大変なので蒼來は少し端で休憩することになった。
全然余裕な俺はそのままパス練にも参加した。
けど、やったことがないから変なところに当たってあちこち飛んでいってしまう。
「手を重ねて組んだ時に親指を下に下げると自然と腕が平らになるからそこ意識してやってみて!拓翔くんならできる!」
そうアドバイスをくれた部長さん
俺は部長さんのアドバイス通りに親指を下に下げた。すると本当に腕が平らになり、さっきみたいにあちこち飛んでいってしまうことはなくなった。
「うまい!上達が早いね〜」
少しアドバイスをしただけでだいぶ上達した俺を部長さんは褒めてくれた。
端で休憩しながら俺の事を見ていた蒼來も
「やっぱり拓翔はなんでも出来るな!僕も頑張ろ〜」
と気合を入れて練習に加わった。
蒼來は俺ほどの体力はないが、ずば抜けた運動神経を持っている。
軽く肩慣らしなどをしてパス練をする蒼來はやったことがないなんて嘘みたいに上手に先輩とパスをしていた。
「2人ともほんとに初心者!?うますぎるんだけど!」
とすごく褒めてくれる。
俺たちは優しくしてくれる先輩たちが気に入り、入部したいという気持ちが強くなっていた。
その後もスパイク、サーブとアドバイスをもらいながら練習に参加した。
午後6時
部活動体験は6時までと言われていたので俺たちは
「そろそろ、失礼します。今日はありがとうございました!」
とお礼を伝え帰る準備をした。
「2人とも!俺は2人に入部して欲しい。もちろん無理にとは言わないけど、」
と俺たちに言ってきた部長さん。
俺たちは一瞬(どうする?)と顔を見合せたけど、2人の気持ちは同じだったようだ。
「もちろん!俺たちは入部するつもりです」
「これからよろしくお願いします!」
そう伝えると、先輩方はとても喜んでくれた。
そして、顧問の先生には俺たちから紹介すると言ってくれた。
これが俺のバレーボールを始めたきっかけだった。