私たちは今、中学3年生。
つまり、高校受験をしなければいけない年。
咲良は私立の高校を受験することを決めていて推薦も貰っている。
乃蒼は県立のバレーボールが強い所へ進学を希望していた。
今まで10年以上一緒にいた私たちが別の学校へ進学しようとしているため高校に入学していじめがまた起きた時に助けてくれる人は居ないのだ。
だから私が今後どうしたいのかちゃんと自分で決めなければいけない。
いつも2人と同じでいいと言っていた私は自分がどうしたいのか分かっていなかった。
数十分、2人は私の答えが出るまで文句も言わずに待ち続けてくれた。
「私、決めた」
ようやく話し出した私の話をまた真剣な様子で聞いてくれた2人には感謝しかない。
「前からお母さんとは話してたんだけど、障害者が通う支援学校に行くことにする。」
2人はびっくりしていた。
それもそのはず。
私は自分が障害者として見られるのがいちばん嫌いだった。
だから、そんな私が自分から支援学校に行くと言ったことに驚いたのだろう。
私はさらに話を続けた。
「私はそんなに大きな障害を抱えてない。けど、普通の学校じゃまた今みたいなことが起きるかもしれない。前、カウンセラーの人にいじめられてること初めて言ったの。その時に私みたいにあまり大きな障害を抱えていなくても通える支援学校があるって教えてもらって1回見学にも行ってみたんだ。行ってみたら結構普通の高校と変わらなくて、ただそこには障害者をバカにするような人は一人もいなくてここなら安心して通えるかもって思った。」
咲良と乃蒼は少し黙り込んだ後
「海花が決めたことなら私応援するよ!」
「海花が笑って楽しく高校生活送れるような学校なら私も賛成!」
と私の背中を押してくれた。
そして迎えた合格発表の日
私たちは、合格したかどうかは一緒にせーので見ようね!って約束していた。
3人の合格発表通知が出揃った今日
今からみんなで見るのだ。
「いくよ!せーの!」
そこには3人ともそれぞれ第1希望の高校に合格しました。と書かれた紙があった
私たちは「やったー!!」と声を揃えて喜んだ。
私たちはこれからそれぞれの高校で頑張っていくんだと思うと少し寂しい気持ちになるけど乃蒼が
「高校が別になってもずっと友達だよ!」
と言ってくれたので私は安心した。
4月8日
私は支援学校『ストレリチア学園』に入学した。
海花の過去 𝐹𝑖𝑛.
つまり、高校受験をしなければいけない年。
咲良は私立の高校を受験することを決めていて推薦も貰っている。
乃蒼は県立のバレーボールが強い所へ進学を希望していた。
今まで10年以上一緒にいた私たちが別の学校へ進学しようとしているため高校に入学していじめがまた起きた時に助けてくれる人は居ないのだ。
だから私が今後どうしたいのかちゃんと自分で決めなければいけない。
いつも2人と同じでいいと言っていた私は自分がどうしたいのか分かっていなかった。
数十分、2人は私の答えが出るまで文句も言わずに待ち続けてくれた。
「私、決めた」
ようやく話し出した私の話をまた真剣な様子で聞いてくれた2人には感謝しかない。
「前からお母さんとは話してたんだけど、障害者が通う支援学校に行くことにする。」
2人はびっくりしていた。
それもそのはず。
私は自分が障害者として見られるのがいちばん嫌いだった。
だから、そんな私が自分から支援学校に行くと言ったことに驚いたのだろう。
私はさらに話を続けた。
「私はそんなに大きな障害を抱えてない。けど、普通の学校じゃまた今みたいなことが起きるかもしれない。前、カウンセラーの人にいじめられてること初めて言ったの。その時に私みたいにあまり大きな障害を抱えていなくても通える支援学校があるって教えてもらって1回見学にも行ってみたんだ。行ってみたら結構普通の高校と変わらなくて、ただそこには障害者をバカにするような人は一人もいなくてここなら安心して通えるかもって思った。」
咲良と乃蒼は少し黙り込んだ後
「海花が決めたことなら私応援するよ!」
「海花が笑って楽しく高校生活送れるような学校なら私も賛成!」
と私の背中を押してくれた。
そして迎えた合格発表の日
私たちは、合格したかどうかは一緒にせーので見ようね!って約束していた。
3人の合格発表通知が出揃った今日
今からみんなで見るのだ。
「いくよ!せーの!」
そこには3人ともそれぞれ第1希望の高校に合格しました。と書かれた紙があった
私たちは「やったー!!」と声を揃えて喜んだ。
私たちはこれからそれぞれの高校で頑張っていくんだと思うと少し寂しい気持ちになるけど乃蒼が
「高校が別になってもずっと友達だよ!」
と言ってくれたので私は安心した。
4月8日
私は支援学校『ストレリチア学園』に入学した。
海花の過去 𝐹𝑖𝑛.
