「水瀬さん?」
「え、えーとなんでもない。ちょっと考え事してて。そろそろ勉強に戻ろうか」
気持ちに気づいた瞬間、この距離感に耐えられなくなって避けるように席に戻ろうとした。しかしそれは樋口くんによって阻止されてしまう。
腕を掴まれてバランスを崩してしまった。倒れ込んだ先は樋口くんの腕の中。驚いて離れようとしたが、彼はそれを許してくれない。
「今俺のこと避けた?」
「…っ!避けてないよ?気のせいだよ、きっと」
ううん、避けてた。目を合わせたらなんて言われるかなんて考えいたから。触らなくても分かるくらい、今の私は熱を帯びている。
「誰か来ちゃうよ?」
「もう図書館閉まる時間だから誰も来ないよ。それより、もう少し近くに来てくれないか?」
グッと腕に力を入れられたが、それを拒むようにして逆方向に力を入れた。だけど力ではどうしても敵わない。さっきよりも樋口くんとの距離が近くなってしまった。
もう心臓の音が聞かれてもおかしくない。体温なんてどちらの熱なのか分からなくなってしまった。
「避けないで。水瀬さんに避けられると辛い」
「樋口くん」
「水瀬さんは嫌じゃないの?俺に避けられるの」
「避けられるのは嫌。けど、今は離れたい」
「どうして?」
「だって私たち、友だちでしょ?こんなことしていいのかなって」
「え、えーとなんでもない。ちょっと考え事してて。そろそろ勉強に戻ろうか」
気持ちに気づいた瞬間、この距離感に耐えられなくなって避けるように席に戻ろうとした。しかしそれは樋口くんによって阻止されてしまう。
腕を掴まれてバランスを崩してしまった。倒れ込んだ先は樋口くんの腕の中。驚いて離れようとしたが、彼はそれを許してくれない。
「今俺のこと避けた?」
「…っ!避けてないよ?気のせいだよ、きっと」
ううん、避けてた。目を合わせたらなんて言われるかなんて考えいたから。触らなくても分かるくらい、今の私は熱を帯びている。
「誰か来ちゃうよ?」
「もう図書館閉まる時間だから誰も来ないよ。それより、もう少し近くに来てくれないか?」
グッと腕に力を入れられたが、それを拒むようにして逆方向に力を入れた。だけど力ではどうしても敵わない。さっきよりも樋口くんとの距離が近くなってしまった。
もう心臓の音が聞かれてもおかしくない。体温なんてどちらの熱なのか分からなくなってしまった。
「避けないで。水瀬さんに避けられると辛い」
「樋口くん」
「水瀬さんは嫌じゃないの?俺に避けられるの」
「避けられるのは嫌。けど、今は離れたい」
「どうして?」
「だって私たち、友だちでしょ?こんなことしていいのかなって」



