ただ、唯一人だけ裕福な機械人間が、貧乏な機械人間を成敗するのはおかしいと思う人々もいた。人間の心を持った人もいたのだ。
それは、、、ビンボー村にいた五老星佐太郎だ。
彼は機械人間にされるさい不具合が起き人間の心を残したままの状態になった。医者には何も言わずこれは自分がこの世界を救うという神様からのメッセージだと思った。そのためにお金をため権力を持った。そして、機械人間界のトップの近くまで上りつめた。彼は、あともう少しで、この世界を救える目星が付きそうだと思った。
そして彼は見てしまったのだオートマーチラボに行こうとする親子を。なので彼は不安になり、親子の跡をつけることにした。親子はラボにつくことができた。そして中に入ろうとすると親子の身なりを見て何か思ったのか警備員が話しかけていた。
あとで親子に聞いてみるとやはり「早く機械人間になりたい」という気持ちに操られていた。
やはり、世界を牛耳っているのは人工知能なのだ。誰も彼も、人工知能には逆らえない。佐太郎は、必ず人工知能に支配されない世界を作りたいと思った。そのため、彼らを説得するところから始めようと思った。機械人間となったものは、貧乏人の考えを変えることのできる権限が与えられている。
だから、彼らに近づこうとしたのだ。腕に時計のような機械がついているというより皮膚に埋め込まれている。これをいじって操作することで貧乏人の思考を変えることができる。さながらエアコンを操作するためにコントローラーを使うように。
「よし!これを押せば繋がるはずだ!3、2、1、ポチッ。」
目の前の親子の目が暗くなり倒れてしまった。隣の赤いボタンを押す。これで親子が起きれば成功だ。親子は自由になることができる。
「よし、こ、これでやっと、、、!この親子を自由にできるんだ、、、!」