〇神社、境内
駆け足で階段を登りきるめぐみ。
その目の前には、巨大なコウモリのようなもののけがバサバサと羽ばたいている。
翼の先端には鋭い爪のようなものが光っている。
めぐみ「でっか・・・!(どうしよう・・・こっちには気付いてないみたいだけど、私1人で出来るか不安・・・)」
ポーチからお札を取り出しながら不安がるめぐみ。
めぐみ「(だけど、私しかいないんだ。九郎がいなくても退治しなくちゃ・・・!)」
お札をギュッと包むように握りしめ、羽ばたいているもののけに近付く。
めぐみ「護符(ごふ)よ、その力を持ちて悪しきを滅せよ!」
お札の文字が光りだす。
それをもののけに向かって投げる。
もののけに当たることはなく、翼で起こしていた風によって叩き落とされる。
めぐみ「!?(うそ・・・弾かれたっ!?)」
お札を投げたことによってめぐみの存在に気付いたもののけはシャアア、と威嚇をする。
めぐみ「しかも気付かれたし・・・!」
後ずさりをしながら、怯えるめぐみ。
そんなめぐみに対し、片翼を動かしてかまいたちを飛ばしてくるもののけ。
めぐみ「っ・・・!」
恐怖に負け、目を閉じるめぐみ。
めぐみに向かって飛んでくるかまいたち。
かまいたちがめぐみに当たる前、遠くから駆け寄ってくる人影が。
その人影は、めぐみのことを抱きしめるようにして攻撃の範囲から飛び退く。
地面に転がるめぐみと人影。
めぐみか目を開けると、目の前には九郎の姿があった。
めぐみを押し倒しているように見える体勢になっている。
めぐみ「く、九郎!?(な、なんでこんな体勢なの!?)」
九郎「怪我はない?」
頬に手を添えながら優しげな表情をする九郎。
カァッと頬が赤くなっていくめぐみ。
めぐみ「な・・・ない(だから!!距離近いんだって・・・!)」
九郎「・・・良かった」
愛おしいものを見るような目で微笑んだあと、めぐみから離れる。
そして、倒れているめぐみに手を差し出す九郎。
めぐみ「・・・ありがと」
九郎の手を借り、体を起こすめぐみ。
駆け足で階段を登りきるめぐみ。
その目の前には、巨大なコウモリのようなもののけがバサバサと羽ばたいている。
翼の先端には鋭い爪のようなものが光っている。
めぐみ「でっか・・・!(どうしよう・・・こっちには気付いてないみたいだけど、私1人で出来るか不安・・・)」
ポーチからお札を取り出しながら不安がるめぐみ。
めぐみ「(だけど、私しかいないんだ。九郎がいなくても退治しなくちゃ・・・!)」
お札をギュッと包むように握りしめ、羽ばたいているもののけに近付く。
めぐみ「護符(ごふ)よ、その力を持ちて悪しきを滅せよ!」
お札の文字が光りだす。
それをもののけに向かって投げる。
もののけに当たることはなく、翼で起こしていた風によって叩き落とされる。
めぐみ「!?(うそ・・・弾かれたっ!?)」
お札を投げたことによってめぐみの存在に気付いたもののけはシャアア、と威嚇をする。
めぐみ「しかも気付かれたし・・・!」
後ずさりをしながら、怯えるめぐみ。
そんなめぐみに対し、片翼を動かしてかまいたちを飛ばしてくるもののけ。
めぐみ「っ・・・!」
恐怖に負け、目を閉じるめぐみ。
めぐみに向かって飛んでくるかまいたち。
かまいたちがめぐみに当たる前、遠くから駆け寄ってくる人影が。
その人影は、めぐみのことを抱きしめるようにして攻撃の範囲から飛び退く。
地面に転がるめぐみと人影。
めぐみか目を開けると、目の前には九郎の姿があった。
めぐみを押し倒しているように見える体勢になっている。
めぐみ「く、九郎!?(な、なんでこんな体勢なの!?)」
九郎「怪我はない?」
頬に手を添えながら優しげな表情をする九郎。
カァッと頬が赤くなっていくめぐみ。
めぐみ「な・・・ない(だから!!距離近いんだって・・・!)」
九郎「・・・良かった」
愛おしいものを見るような目で微笑んだあと、めぐみから離れる。
そして、倒れているめぐみに手を差し出す九郎。
めぐみ「・・・ありがと」
九郎の手を借り、体を起こすめぐみ。