Dying music 〜音楽を染め上げろ〜















バレちゃった。









どうしよう。








みんなにバレちゃった。








Cyanだってバレちゃった。








目から涙が溢れてくる。








止まらない。









また馬鹿にされる。











ー「長澤ンところの弟子ってよ、まだ歌続けるんだとよ。」


ー「あのガキンチョが?ステージ見に行ったけれど下手くそだったぜ?」


ー「声もカッサカサで迫力ねぇのに長澤さんもよく上げるよな。」


ー「今度ブーイングしてやろうぜww」










ー「ねぇこの間夏樹が金髪の人と歩いているの見かけたんだけど、あれ誰?」


ー「……バンドの人。」










ー「夏樹ちゃんってさ、変わってるよね。一年のときも一人称「僕」って言ってたし。」


ー「大体ちょっとギターができるからって調子乗ってんだよ。あの髪の毛も地毛って言ってるけれど本当は染めてんじゃね?」















ー「………コレ、誰がやったの……?」




ー「ねぇ誰?













―体操着切った人。」

























輪から弾かれる。

変な目で見られて、

陰で何か言われて、





中学のときみたいになるんだ。





最悪。


記憶消したい。






とりあえず走った。


涙でぼやけて前がよく見えない。


ずぶ濡れのまま電車に乗って、駅で降りて……、


























…………あ。