Dying music 〜音楽を染め上げろ〜








「ふざっけんじゃねぇよっ‼‼」











恭也が僕に掴みかかった。その衝撃に耐えきれず、後ろに倒れる。恭也の聞いたとこのない大声と乱暴な口調に全員が固まってしまった。



「手ぇ抜いてる?俺だってな、やれるものならとっくにやってるっての‼お前はいいよなぁ⁉ギターの天才だもんなぁ⁉ガキのころから音楽ができる環境が整ってて!全員がお前みたいにできるワケじゃねぇんだよ!」



襟元を掴みながらそう怒鳴る。その言葉を聞いて腸が煮えくり返った。



「何が天才だよ⁉こんなふうに弾けるようになったのは練習して練習して多くの時間をギターに費やしてきたからだ‼初めから完璧にできたように天才って言葉で片付けんなよっ‼」



最初からできたんじゃない。練習してこうなった。僕は天才じゃない。何度も挫折して、何度も這い上がってきた。これは努力なんだ。勝手に、決めつけんな。



「じゃあ最近のギターはなんだよ⁉ミスってばっか、リズムはズレる!本当に練習してんのか⁉心の中で「おまえらとは違う」って思ってたんじゃねぇの⁉」

「お前だって人見下してばっかりじゃん!できないからって怒りぶつけんなよ!大人ぶっても中身はガキのまんまだな!」

「ガキなのはどっちだよ⁉ふざけんなよっ‼」

「ちげぇだろ!1人で自分にイラついてんなよ!」



ウザい、煽り散らかしてきやがってマジでウゼェ。

そっちこそみんなとは違うって思ってんだろ。



「どけよっ!離せよ!」



クッソ、早くどけよ。

必死に抵抗するも恭也の力に対抗できなくて起き上がれない。

その時、恭也が叫んだ。
























「お前がCyanなんだろ⁉」