車に乗り役所に到着。

婚姻届けを出して、二人で微笑む。

私はまさに幸せの絶頂だった。

だからこの時は既に、過去のことを振り返ったり思い出したりして悲しむことは全くなかった。

このまま怜と明るい未来に向けて、突き進むだけだったのに。



私の前に‘過去’は現れる。