朝ごはんを食べながら、私は決心したことを告げる。 「お願いがあるんだけど、編入して梓と同じ高校に通いたい」 「いいよ、梓は定時制の方に通ってるみたいだが、沙羅もそうするか?」 「もう12月だしあとちょっとしか通えないけど…そうしたい」 「応援するよ、申し込みしておくからな」 「ありがとうっ」 怜を見送り、家事をする。 何日かそんな当たりさわりのない生活を続けたところで、編入手続き完了のお知らせが届いた。