嫌われ者の私、総長様に見初められる


着いた場所は焼肉屋さんだ。

「怜って焼肉好きだったんだ?私もお肉好きだよ」

確かに初デートで選ぶ店ではないかもしれないけど、怜の好きな店に連れてきてくれて嬉しかった。

「そうなのか、それなら良かった」

「実はお肉好きなんだけど、夕飯作りの味見にちょこっと食べれるくらいで、柚子やお母さんに見つかると怒られるからあまり食べれなかったんだよね」

「沙羅ちゃん…!好きなものを好きに食べれないなんて悲しい…!」

圭介が後ろで泣く真似をしている。

婚約成立してから、第一印象のさわやか青年の印象が抜けて、ちょっとうっとおしい気がするけど、少しずつ私にも素を見せてくれてるってことかな?

「これからは肉でも何でもいつでも食わせてやるからな。今日はいっぱい食おうぜ」


食べ放題コースを注文して、怜と圭介は時間いっぱい食べてた。

二人ともめちゃめちゃ食べる…。

私もたくさん食べるぞ~と意気込んだけど、今まで食事量が少ない方だったから、急に沢山は食べることは出来なくてちょっと悔しい。

黒服の人たちは他の席で焼肉を食べてて、食事が済んだら合流した。


お腹が満たされて、店を出た。