青春は何度でも

「見えないでしょ、準備室に。」


「はい…見えは…しないですね。」


「ははっ、ほらここ座りなよ」


そうやって先生は、ふたつ椅子を持ってきて一方の椅子にトントンと手を置く。


言われるがままに、私はその椅子に座った。


「ごめんね、余計なことしちゃったかな」


「え……?」