青春は何度でも

「こうやって、力をあげるんだよ。」


……?


先生の言っている意味がわからなくて、頭をかしげると先生は話を続けた。


「俺にしかないもの。濱本さんにしかないものがある。だから、助け合うんだよ。無いものをあげたり、貰ったり…そうやって、人は生きていくんだよ。」


「私にしか…無い…もの…。」


そんなの、あるわけない。


あるわけないよ…。


「いつか、いつかでいい。濱本さんにしかないもの、俺にもちょうだい?」


「…そんなのないです。ひとつも、ないんです。」


「あるよ。絶対ある。一緒に見つけていこうよ。濱本さんにしかないもの。」



「…はい。」