何色でもない私をあなた色に染めて

「瀬来さん、ありがと」


マンションに着いちゃった

結局なにもなかった

普通に送ってもらっただけ


「ゆっくり休んで」


「ちゃんとパックするね」


「瑛…」


シートベルトを外したら
瀬来さんに手を握られた


「おつかれさまです」


「わざと?仕事モード」


「そんなことないけど…」


「疲れてるところ尚更疲れさせて悪かった」


「なにが?」


「おやすみ」


「おやすみなさい」


変なやり取り

付き合いたての雰囲気じゃない


なんだろう

なんかヤダ