何色でもない私をあなた色に染めて

ママ、私、瀬来さん


3人でテーブルを囲んだ


なに?

瀬来さん、どーしたの?


「で…?」


ママが睨み気味で瀬来さんを見た


「今日は挨拶に来たんだ」


「挨拶…?
私、再婚とか考えてないからね
プロポーズとかやめてね」


「もちろん、それはない
でも、家族になることはあるかもしれない」


家族…

それって…


「家族?私と瀬来が?」


「瑛と真剣に交際したいと思ってる
許してほしい」


え…

瀬来さん


瀬来さんがママに頭を下げた


「大切に育てた娘を
オレなんかに…って思うだろうけど
オレも大切にする
幸せにする
だから、許してほしい」


「そーゆーことね…
瑛は?瀬来でいいの?」


ママ意外と冷静


「私は…
うん…
瀬来さんが、いいの
瀬来さんが、好き」


「そっか…
なんとなく瑛の気持ちは気付いてたけどね」


「え!ママ知ってたの?」


「うん
だって瑛の親だもん
でも瀬来は相手にしないだろうな…って
思ってたけどね
私の娘に手を出すとは…」


「オレも悩んだ
もぉないと思ってたことだし…
年の差もあるし…
けど中途半端な気持ちじゃない
オレは真剣だよ」


「瑛には
パパいなくてさみしい思いさせちゃったかな
オマエなんかに大切な娘はやらん!て言う
頑固な父親もいないしね…
ま、瀬来を信じて任せるか…

大切な私の宝物
泣かせたら殺すからね」


「肝に銘じて、大切にします」


「瑛が幸せなら私も幸せー」


「ママありがと」


「めでたいからパーティーしよっか
私スーパーでワイン買ってくる!」


「オレ車出すよ」


「バカじゃないの?
また週刊誌に何書かれるかわかんないわ
出口に記者いたら文句言ってやる!
あ、ピザがいいかな?
適当に頼んでおいてよ」