「映画決まったんだってな
おめでとー」
瀬来さん知ってるよね?
もぉ聞いたよね?
「瀬来さん、私…」
「女優VANILLAの初出演作
楽しみにしてる
舞台挨拶呼べよな
一番前の席用意しろ」
もぉ聞いたんだ
「瀬来さん、私、できるかな?」
「自分で決めたんだから
やりきらなきゃ」
「自分で決めたけど
私、知らなかったの
瀬来さんが…」
瀬来さんがNGだって知ってたら
絶対断わってた
「知らなくていいことって
いっぱいあるよ
瑛は、何も知らなくていいよ」
知らなくていいこと
パパのことだって知りたくなかった
真実を確かめたわけじゃないけど
これ以上知りたくもない
瀬来さんの週刊誌のことだって
どこまでが本当かなんて
当人達が知っていればいいこと
私には関係ないこと
「純粋無垢の瑛に
ここまで色をつけてきて
この先もずっと一緒に…って気持ちはあるけど
ここから先は自分で染めていきな
…
自分で選んで
自分を染める
…
どんな色になるか…
どこまで染まるか…
…
楽しみにしてる、VANILLA」
瀬来さんは背中を押してくれたけど
不安しかなかった
私は
瀬来さんのいない世界を知らない
おめでとー」
瀬来さん知ってるよね?
もぉ聞いたよね?
「瀬来さん、私…」
「女優VANILLAの初出演作
楽しみにしてる
舞台挨拶呼べよな
一番前の席用意しろ」
もぉ聞いたんだ
「瀬来さん、私、できるかな?」
「自分で決めたんだから
やりきらなきゃ」
「自分で決めたけど
私、知らなかったの
瀬来さんが…」
瀬来さんがNGだって知ってたら
絶対断わってた
「知らなくていいことって
いっぱいあるよ
瑛は、何も知らなくていいよ」
知らなくていいこと
パパのことだって知りたくなかった
真実を確かめたわけじゃないけど
これ以上知りたくもない
瀬来さんの週刊誌のことだって
どこまでが本当かなんて
当人達が知っていればいいこと
私には関係ないこと
「純粋無垢の瑛に
ここまで色をつけてきて
この先もずっと一緒に…って気持ちはあるけど
ここから先は自分で染めていきな
…
自分で選んで
自分を染める
…
どんな色になるか…
どこまで染まるか…
…
楽しみにしてる、VANILLA」
瀬来さんは背中を押してくれたけど
不安しかなかった
私は
瀬来さんのいない世界を知らない



