「そろそろそなたたちがそう言ってくると思ってはいたが、そんなに思い詰めているとは思っていなかった。すまぬ。これより妾たちによる“堕ち神の審判”を行う!」


「ソフィさん、“堕ち神の審判”とは何ですか?」


突然のことにガーネとローズが驚いていたが、ルーは予想していたのか驚いてはいなかった。


「堕ち神の審判は人間を助ける必要があるか否かを俺たちが話し合って審議するんだ。不定期だが、お前らみたいに疑問に思った奴らが出てきたらやるんだよ。前回やったのはは700年くらい前か?今回は結構長かったな」


「そうじゃのぉ。では、始めようか。妾とルーは人間を助ける。ガーネとローズは人間に助ける必要はない。互いにどう思っているのかをすべてぶつけよ」