ひょんなことから同居生活二日目。私はいつもどおり朝の6時半ごろに起きた。 同居初日はとってもドタバタしてた!久しぶりに凪くんと再会して、そのあとお付き合いをすることになって、、、まだちょっと夢みたい。
リビングに行くと、もう宙くんと陸君は起きていた。
「宙くん陸くんおはよう!」
「「おはよう!」」

これまた天使の笑顔に癒された私。そのおかげで今日も一日頑張れる!
そんな時に宙くんに話しかけられた。

「梨李ちゃんごめん。お願いがあるんだけど、、、」
「ん?どうしたの宙くん。」
「実は凪くんはすっごく朝が弱くてね。今日は早くに出なきゃいけないって言ってたから凪くんを起こしてきてくれないかな?僕は今学校の準備で忙しくってね」
「そんなことだったら私に任せて!凪くんの部屋ってどこ?」
「えっとね。二回の一番奥の部屋だよ。」
「ありがと!じゃあいってくるねー!」 

凪くん朝弱いんだ。意外だな~!ちょっとかわいいなって思っちゃった!少しうきうきしている私は、そのとき宙くんと陸くんの心配する声は聞こえなかったのだ________

トントントン。
「凪くんはいるね。」
ガチャ
「凪くーん、早く起きないと遅刻しちゃうよ!って、わあ!」
起こそうとしている私は勢いよくンベッドに引きずり込まれた。
「ちょ、ちょっと凪くん!なにしてるの!?」

「んん、、、。まだ起きたくない、、、」

まだ寝ぼけてる!でもすっごくかわいい!!そんなのんきなことを考えてた私は、凪くんの抱きしめられちゃったのだ。

「凪くん何してるの!」
「んーーー。梨李のにおいがする、、まだ離れないで、、、」
「えっ」

すごく顔が赤くなってしまった私は、早く離れてもらおうと凪くんの固い胸を一生懸命押す。
「早く起きて凪くん!!」
「ッは!?梨李?!何でここにいるんだよっ!」
やっと目が覚めたらしい凪くん。
「凪くんのことを起こしに来たんだよ!」
「え、わりぃ。俺なんか変なこと言ってなかったか?」
「うう、私のにおいがする、、、とか、、まだ離れないで、、、とか言ってたよ、、」
言ってるこっちも恥ずかしくなってきた。
「も、もう!早く離れて!」
「あーー、ほんとわりぃ。」
凪くんの顔がすっごく真っ赤だ!赤面してる凪くん、、、可愛い!
「へへっ、凪くんかお真っ赤だよ。」
「ちょっと黙ってろ。喋ったらその口塞ぐぞ。」
「ええ、ごめんなさ、、」
その瞬間私の口は塞がれた。
「ん、んっ!」
「しゃべったらキスするって言っただろ。」
「うう、ひどいよ凪くん、、、」
「ははっ、あっやべえ大学遅れる!急ぐぞ梨李!」
「ふふ、はーい!」
クールな狼くんが、すっごく朝が弱くて、抱き着き癖のある赤面狼なことは絶対に私だけの秘密。