梨李との同居が始まって半年がたったころ。俺は今でも本当に付き合った日のことを覚えている。可愛すぎるメイド服の梨李に告白された時は、生きていた中で確実に一番喜んだ出来事だった。
 そんな俺だが今抱えている大きな問題がある。それは「梨李が可愛すぎる」ことだ。
冗談なんかではない。本気で悩んでいるのだ。とくに、風呂上がりの梨李は俺にとって刺激が強すぎるんだ。今梨李は風呂に入っている。出てきたとき俺は理性を保つことができるのだろうか、、、
そんなことを考えている間に梨李が風呂から出てきた。
「お風呂出たよー!」
「ん。」
適当に返事をするが、内心はものすごくドキドキしてた。少しまだ濡れた髪、ちょっとぶかぶかな服、少し火照った頬。
「っ、、、!」
「ん?どうしたの凪くん。」
しゃがんだ時に服からのぞいた胸元に俺はもう我慢の限界だった。弟たちがいないのを見計らって梨李にキスをする。
「んっ」
「んあっ」
「はうっ、、、」
「うっ、、」
弟たちが近づくのが見えたかキスをやめる。
「ちょっと!凪くん、、!」
可愛い梨李の耳元でつぶやく。
「続きはまた宙と陸がいないときな」
「はうっ!」
赤面する梨李にまた笑みを浮かべる。
「おーい。チビたち風呂入るぞ~」
そういって笑いをこらえながら風呂へ向かったが、まだ梨李の可愛いさに耐久がつくことはなさそうな俺だったのだ、、、