私の名前は、雪城梨李。高校1年生!私のお父さんは、大手企業雪城コーポレーションの社長だ。私の家は父子家庭で今までずっとお父さんに育ててきてもらていた。だからこそ、そんな感謝しきれないほどの恩があるお父さんからのお願いは断れないのです、、、

                         ~1日前~

「梨李ちゃん、こんにちは。お父さんのお友達の神楽ホールディングス、社長の神楽雄一です。今日はお願いがあってきたんだけど、、、」

こちらで話しているのは、お父さんの昔からの友達らしい、雄一さんだ。そんな雄一さんからなんてなんてお願いなんだろう、、、?

「実は、うちの息子たちと、1年間の同居をしてほしいんだ。」

「え、、、、?」
ちょっと待って、思考が追い付かない。雄一さんの息子と同居?!

「ええええええええ!!」

「急で本当に申し訳ないね。実は、雪城コーポレーションと神楽ホールディングスの、共同で行う企業が決定してね。そのためには、私たちはアメリカに行かなければならないんだよ。」
「それでお願いがあって、うちには三人の息子がいるんだ。そのうち二人は梨李ちゃんよりも小さくてね。1年間家を空けるのはどうにも心配でね。僕も休みがあったらできるだけ帰ってこようと思うんだけど、、、。」

ええ、どうしよう。うう、心配だけど、、、
どう返してよいのかわからなくて、お父さんに助けを求めるように、目線をやると、、

「梨李。お父さんからもお願いだ。」

えっうそでしょ?でもお父さんからのお願いとなると断れない、、!

「分かりました。それで期間はいつからなんですか?」

「「明日からだ」」

「ええええ!明日から!?」

そうして、明日から波乱のドキドキの1日が始まる、、、