「また来るわ。今日はありがとう。」

「ありがとうございました。」

陸斗に続き、夏鈴も言う。

「また来てねー。」

陸斗の両親と笑顔で別れた。

「陸斗のご両親、素敵な人ですね。」

「まあ、なんやかんやいい人たちではあるな。」

「仕送りいいんですかね?」

「いいって言ってるんだから、受け取っておこう。甘えれる時に甘えとかないと。」
陸斗は笑って答えた。

「家いつ見に行く?」

「私はいつでもいいですよ。」

「出来たら今年がいいな。来年だとテストとかで、ばたばたするし。それに早く一緒に住みたいしな。」

「、、、私も一緒に早く住みたいです。」

夏鈴は顔を真っ赤にして答える。

「照れてるのか。かわいいやつめ。次休みが合う日に不動産屋さん行こうか。」