「夏鈴、寝れないの?」

由衣が隣の布団から聞く。

「今はまだね。もうすぐ寝れるよ。」

「夏鈴、大丈夫だから。私がいるから。」

由衣がそう言って、夏鈴の手を握った。

「ありがとう。入院中は寝れてた?」

「あーうん。実は陸斗が夜、毎日付き添ってくれてて、、。」

「えっまじか!愛されてるねー。好きって言われてないの?」

「言われないよ。」

「じゃあ俺が守るは?」

「、、、それは言われた。」

「きゃーーー♡もうそんなん好きってことじゃん。好きって言葉より破壊力あるわ。あんなイケメンに言われたら、キュン死にだね。」

「うん、キュンとした。」