夏鈴は目を覚ます。
誰かに抱きしめられてる感覚があり、昨日のことを思い出す。
夏鈴は顔が真っ赤になった。
発端と言えば由衣が変な提案するからだと思った。

由衣は今回のキャンプで陸斗のことを信用できる人だと感じた。信用してなかったわけじゃないが、大学の有名人。本当か分からないが、それなりに女性との噂もあった。少し軽い人なんじゃないかと思っていた。
でも実際はキャンプの準備も真面目で親切。それに夏鈴に惚れているのが一目瞭然だった。
夏鈴と陸斗に上手くいってほしいと思った。
なので、陸斗の名前を呼ばない夏鈴に対し、今日のお礼で名前を呼ぶようにしっかり伝えておいた。

由衣のアシストにより2人の距離は縮まった。