松本「ほーら血ぃ出てんじゃん、保健室がいい?それとも職員室?」

坂口「お、屋上がいいで~す、」

松本「しょうがねぇなあ、どうせお前のことだから井原に誰にも言わないとか言ったんだろ~?」

坂口「だ、大正解でございます」

松本「んーじゃあ俺道具持ってくるから坂口絶対こっから動くなよ、動いたら…成績を下げる&全校放送でこのことを全てばらーす!」

坂口「はい!!」

松本「じゃあ行ってきまーす」




10分後





松本「ただいまーおーほんとに一歩も動いてなーい」

坂口「先生がこんなとこに線ひくから!」

松本「そう、俺は行く前に足の所に線を引いていたのだ~、じゃあはじめよー、てかさ理科室じゃだめ?」

坂口「まあいいですよ」



理科室へ



松本「んじゃここ座って」  

坂口「はーい」

松本「手出して袖まくって目瞑ってもいいよ」

坂口「はーい」

松本「ちょい染みるぞ」

坂口「え、やだな」

松本「じゃあ抑えてあげよっか?」

坂口「結構です!」

松本「ねえ、これカッター傷?」

坂口「そうですいきなり後ろから来やがってなんなんあいつクソ井原め」

松本「おうおう結構ストレス溜まってますなぁ、聞いてやろうじゃないか」

坂口「痛っ!ちゃんとやってくださいよ、先生」

松本「すまんすまん笑、井原最近元気ないよな~」

坂口「私、今考えたら井原にムカついてきました、あーなんで許しちゃったんだろ」

松本「坂口優しいな、自分にさしかかってきたやつを許すとか、それに八方美人だよなお前」


坂口「なんか断れないんですよね~」

松本「そんなことばっかしてるといつか自分が壊れるぞ」

坂口「まあ壊れるまでやるまでですね」

松本「壊れるなよ、もし壊れそうになったら俺が受け止めてやるよ、よし針入れるぞー」

坂口「先生意外と器用ですね」

松本「意外は余計だ、お前よく人の悩み聞いてるよな」

坂口「普通です」

松本「自分一人でかかえこみすぎるなよ」

と先生は私の頭を撫でた 

坂口「はい、、ありがとうございます」

松本「おー?珍しく素直じゃん」