翌週の月曜日。



「〜〜っ、詩月くんっ、てば、」



今日も今日とて、登校中、
詩月くんと、〝手袋、片方ずつ〟してます。



でも、今までと違うのは...............



今まで以上に、
私の顔が真っ赤ってこと。



「ん?なに、雪歩、
いつも、こーしてんのにまだ慣れない?」

「ぅ、慣れない、というか、
そのっ、詩月くんがカッコ良すぎて、
ドキドキが.........収まらない、です、」



もう、詩月くんと幼なじみ以上の関係だから。



素直にそう伝えると..................



「やっばっ、そんな上目遣い、
雪歩、どこで覚えてきた?」



むしろ、
照れくさそうな詩月くんの顔。