拝啓、私の彼氏へ。
私たちが出会ったのは4月でしたね。
同じ高校に入学して、たまたま同じクラスになりましたね。
最初は全てが不安で、男子をみたり、顔と名前を覚える余裕はありませんでした。
クラスで初めて話したのは、残念ながら貴方ではありません。
あなたと私は背の順が隣でした。
それに気づいたのは7月ごろでしたが。
隣ゆえに、4列で並んだ時、私とあなたは隣になりませんでした。
でもその日、オリエンテーションで、確かにあなたと話したことを覚えています。
その頃は、あなたの名前も顔も分かりませんでしたが、その時のこと、しっかりと覚えています。
5月、あなたからDMがきました。
駅で勉強してたでしょ。頭よさそう。
なんて言われた記憶があります。
あなたと話せて、すごく楽しかった。
私には男友達がいませんでした。
高校デビューを機に、今までの自分を捨てれたらいいなと思っていました。
だから、あなたから連絡きたことがすごく嬉しかった。
やっと私に、男の子の友達ができた、と。
でもあなたは、学校で話しかけてくれませんでしたね。
やっぱり私に友達なんてできないのか、と落ち込みました。
あなたにとって私は友達ではなかったのに。
それに私もうっすら気づいていましたよ、最初から。
6月、私は高校生になって初めて、恋をしました。
恋をしたのは、申し訳ないですがあなたではありません。
クラスの端にいる、物静かな男の子でした。
クラスの真ん中でみんなを笑顔にするあなたとは正反対ですね。
あなたはラインで、「好きな人だれ?」とよく聞いてきました。
私は言えませんでしたし、今でも言えません。ごめんなさい。
あなた以外に好きな人がいると伝えた時、あなたはすごく落ち込んだでしょう。
途中から連絡が来なくなったのを覚えています。
あなたのことを避けるようにしていたかもしれません。
でも、それには理由があります。
私の友達は、あなたのことが好きでした。
私によく話してくれました。
今日連絡とったんだ、帰り手振ってくれたんだよ。
嬉しそうに話す彼女をみれて、すごく嬉しかったです。
だけど、彼女の顔はある日変わりました。
ー絶対あいつ、(私)のこと好きだよ。
ーそんなわけないでしょ、(友達)と話せて嬉しくて、照れ隠しで私の名前出してるんでしょ。
ーいや、(私)がかわいいとか、ほんとに(私)の話ばっかり。
私はその話を聞いて、あの日連絡してきた意味がわかりました。
あの日もなんとなくわかっていましたが、確信がなかったので。
私には好きな人がいる。
そんな私を好きになってくれた人がいる。
そしてその人のことを、私の友達が好きだ。
私は高校生になって、初めて悩みました。
私のせいで、2人の恋愛が終わってしまう。
私は今どうするべき?自問自答を繰り返しました。
ごめんね。いや、謝る必要なくない?
友達の顔をみるのがすごく怖かったです。
でもその友達はすごく優しかったです。
心の内は分かりませんが、私を妬むことはありませんでした。
いつものように仲良くしてくれました。
7月になって、私の恋は早くも終わりました。
諦めてしまいました。
手応えのない人に長く好意を寄せるほど、私は強くありませんでした。
あなたは本当に強いですね。
あなたからの好意、視線を感じていました。
友達は、いつしか私とあなたの恋愛を応援していました。
最初はそんなつもりなかったのに。
私はあなたに関心を持ち始めました。
連絡がたくさん来て、毎日夜まで連絡をとれて、すごく嬉しかったです。
私が、あなたが必要だと確信したのは夏休みにはいる前でした。
あなたは夏の大会で1週間学校を休みました。
ごめん、明日も補助になった。
そう連絡くるのが嬉しくて、でも悲しかったです。
毎日私の斜め後ろにあなたがいなくて。
1週間ぶりにあなたに会えたこと、すごく嬉しかったのを覚えています。
私は木曜日、あなたに手を振りました。
教室から、外にいるあなたに。
そして夜、あなたに話しました。
はやくあなたの彼女にして、と。
明日が終わってしまえば、1ヶ月、あなたとは会えません。
後悔したくないから、そう言いました。
次の日、夏休み前最後の日。
おはよう、と声をかけた時、あなたの顔は真っ赤でしたね。
ジュース買いに行こう、奢るよ。と言ってくれました。
あなたは私によくジュースを買ってくれていました。
でも、その日は特別でしたね。
ジュースを買いに行って、教室に戻る時、あなたは私を呼び止めました。
好きです、付き合ってください。
私は、あなたの伸ばす手を握りました。
あなたは嬉しそうに笑って、私を抱きしめてくれました。
心臓の音、もし聞かれていたらすごく恥ずかしいです。
余裕な雰囲気を出していましたが、私もすごく緊張していましたし、すごく嬉しかった。
あの時彼女にしてくれて、本当にありがとう。
私たちが出会ったのは4月でしたね。
同じ高校に入学して、たまたま同じクラスになりましたね。
最初は全てが不安で、男子をみたり、顔と名前を覚える余裕はありませんでした。
クラスで初めて話したのは、残念ながら貴方ではありません。
あなたと私は背の順が隣でした。
それに気づいたのは7月ごろでしたが。
隣ゆえに、4列で並んだ時、私とあなたは隣になりませんでした。
でもその日、オリエンテーションで、確かにあなたと話したことを覚えています。
その頃は、あなたの名前も顔も分かりませんでしたが、その時のこと、しっかりと覚えています。
5月、あなたからDMがきました。
駅で勉強してたでしょ。頭よさそう。
なんて言われた記憶があります。
あなたと話せて、すごく楽しかった。
私には男友達がいませんでした。
高校デビューを機に、今までの自分を捨てれたらいいなと思っていました。
だから、あなたから連絡きたことがすごく嬉しかった。
やっと私に、男の子の友達ができた、と。
でもあなたは、学校で話しかけてくれませんでしたね。
やっぱり私に友達なんてできないのか、と落ち込みました。
あなたにとって私は友達ではなかったのに。
それに私もうっすら気づいていましたよ、最初から。
6月、私は高校生になって初めて、恋をしました。
恋をしたのは、申し訳ないですがあなたではありません。
クラスの端にいる、物静かな男の子でした。
クラスの真ん中でみんなを笑顔にするあなたとは正反対ですね。
あなたはラインで、「好きな人だれ?」とよく聞いてきました。
私は言えませんでしたし、今でも言えません。ごめんなさい。
あなた以外に好きな人がいると伝えた時、あなたはすごく落ち込んだでしょう。
途中から連絡が来なくなったのを覚えています。
あなたのことを避けるようにしていたかもしれません。
でも、それには理由があります。
私の友達は、あなたのことが好きでした。
私によく話してくれました。
今日連絡とったんだ、帰り手振ってくれたんだよ。
嬉しそうに話す彼女をみれて、すごく嬉しかったです。
だけど、彼女の顔はある日変わりました。
ー絶対あいつ、(私)のこと好きだよ。
ーそんなわけないでしょ、(友達)と話せて嬉しくて、照れ隠しで私の名前出してるんでしょ。
ーいや、(私)がかわいいとか、ほんとに(私)の話ばっかり。
私はその話を聞いて、あの日連絡してきた意味がわかりました。
あの日もなんとなくわかっていましたが、確信がなかったので。
私には好きな人がいる。
そんな私を好きになってくれた人がいる。
そしてその人のことを、私の友達が好きだ。
私は高校生になって、初めて悩みました。
私のせいで、2人の恋愛が終わってしまう。
私は今どうするべき?自問自答を繰り返しました。
ごめんね。いや、謝る必要なくない?
友達の顔をみるのがすごく怖かったです。
でもその友達はすごく優しかったです。
心の内は分かりませんが、私を妬むことはありませんでした。
いつものように仲良くしてくれました。
7月になって、私の恋は早くも終わりました。
諦めてしまいました。
手応えのない人に長く好意を寄せるほど、私は強くありませんでした。
あなたは本当に強いですね。
あなたからの好意、視線を感じていました。
友達は、いつしか私とあなたの恋愛を応援していました。
最初はそんなつもりなかったのに。
私はあなたに関心を持ち始めました。
連絡がたくさん来て、毎日夜まで連絡をとれて、すごく嬉しかったです。
私が、あなたが必要だと確信したのは夏休みにはいる前でした。
あなたは夏の大会で1週間学校を休みました。
ごめん、明日も補助になった。
そう連絡くるのが嬉しくて、でも悲しかったです。
毎日私の斜め後ろにあなたがいなくて。
1週間ぶりにあなたに会えたこと、すごく嬉しかったのを覚えています。
私は木曜日、あなたに手を振りました。
教室から、外にいるあなたに。
そして夜、あなたに話しました。
はやくあなたの彼女にして、と。
明日が終わってしまえば、1ヶ月、あなたとは会えません。
後悔したくないから、そう言いました。
次の日、夏休み前最後の日。
おはよう、と声をかけた時、あなたの顔は真っ赤でしたね。
ジュース買いに行こう、奢るよ。と言ってくれました。
あなたは私によくジュースを買ってくれていました。
でも、その日は特別でしたね。
ジュースを買いに行って、教室に戻る時、あなたは私を呼び止めました。
好きです、付き合ってください。
私は、あなたの伸ばす手を握りました。
あなたは嬉しそうに笑って、私を抱きしめてくれました。
心臓の音、もし聞かれていたらすごく恥ずかしいです。
余裕な雰囲気を出していましたが、私もすごく緊張していましたし、すごく嬉しかった。
あの時彼女にしてくれて、本当にありがとう。
