「本当にそうかは、来月号のスウィガを見たらわかるよ、きっと」

「え?」

「とりあえず、今日のことは学校のみんなには秘密ってことで、よろしく」

「はい。それは大丈夫です」

もしわたしが雑誌に載ってることがバレたら宝城さんに何をされるかわからないから、わたし自身みんなに言うつもりなんてない。

「それじゃあ、またね」

駅の改札で雨沢先輩と別れて、ひとり自宅の最寄駅まで電車に乗った。

なんだか、文字通り夢みたいな一日だったな。