てか、私のことを知ってるんだ。


だんだん飛羽くんが裏の人かもという辻褄が合ってきてしまっている、、、


「はい。大丈夫ですよ。飛羽に殺され無い程度になら、ですが。」


「・・・?」


どう言うこと?


なんで私が金髪さんの髪に触れたら、飛羽くんに殺されるの?


「っ!?」


そもそも殺しちゃダメだよっ!


「飛羽くん?殺すってどう言うこと?」


私は、ケンカをしても人は殺さない。


「ちょっ!悠依。そんな声出すなって。別に殺さねぇよ。」


飛羽くんは、焦ったのか早口になっている。


「どうしてそんな早口なの?」


私は思ったことを口にしてみた。


すると、飛羽くんは、耳まで真っ赤になった顔を「プイ」っと背けた。


そんな飛羽くんは初めてみた。


可愛いなぁ


なんて思ったり


「ふふっ。」


「何笑ってんだよ。」


そんなぶっきらぼうに言う飛羽くんが、ますます面白くて、


「ふふふっ。なんでもないよ。」


また笑ってしまったなんてことは内緒。


いつの間に着いたのか車が止まったから、「なんだよ。」と言う飛羽くんを置き去りにしてドアを開けた。