え〜・・・・




そのまさかのまさか





校門にいたのは飛羽くん?!



遠くから見てまさかと思ったけど、、、



本当に飛羽くんだなんて。



飛羽くんがいるってことは、飛羽くんが今年から新しく変わった理事長ってこと?


そしたら、お金持ちってこと?

そうだよね、、、絶対、、、


これは、面倒なことになりそうだ・・・



バレないように気配を消してこっそり校門を出ようとした。


すると、



「おい。」


「・・・」



なんか呼んでるけど気づかないフリをした。



「おい。お前だよ、美南悠依。」


まぁ、そんなふうにはいかないよ、、ね?


「はい、、、。なんでしょう。」


最悪だ、、、、


「今から俺の車に乗れ。」


結構上手く気配消せてたと思うんだけど。



私の気配がわかったってことは、やっぱり飛羽くんは、裏の人なのかな。


「・・・っう。」


私は、飛羽くんに無理矢理車に押し込められた。


なんと立派な車なんだろうか。


中には、ふかふかのソファみたいな座席があった。


そして、運転席には金髪だけど、綺麗な金髪で優しそうな人が、座っていた。


「きれいだな」


ボソっと呟いた。


それを拾った飛羽くんが、


「何がだ?」


眉間にしわがよってますよ、、、


「えーっとね、運転手さんの髪がきれいだなぁって。」


「ありがとうございます。悠依さま。」


運転手さんが答えてくれた。


「あとで、触らせてくれませんか?」


やっぱり見れば見るほどきれいで、気づいたらそう口走っていた。