「────っはぁ、はぁ…間に合った〜!!」



やっと着いた〜!


もう間に合わないかと思ってた〜、





ザワザワッ





荒れている息を整え



自分が何クラスか確認しに行く




この時に皆がある噂をしていた





「ねぇねぇあの人めっちゃかっこよくない?!」


「え、わかる!それずっと思ってた!」


「モデルとかやってるのかな?!」




キャーキャー





この時の私は自分のクラスを確認するのに


必死だった。




「うーんと、私は……、あっ」



ドンッ



あった!そう言おうとした時誰かにぶつかった



「あ!すみません!」



そう言い頭を下げる



「……。」




ん…、?相手からの返事がないなぁ、もういいかな…頭上げても、




そう思いつつ頭を上げる



すると相手の顔に目がいった



「っ、!!」




この世の人間か?と疑いたくなるほど顔に限らず全てが整っていた




くっきりとある鼻筋


綺麗な瞳


うっすらピンクの唇


すらっとした輪郭


高い身長


服を着ていてもわかるスタイル





全てが整っていた



彼を見た人間誰もがそう思っただろう





ぼ〜…、と私が見惚れていると


彼はこちらを冷めた目で見た後何も言わずに去ってしまった




「あ、って、謝りもしないの…?」




確かに私もちゃんと周りを見てなくて


ぶつかっちゃったけど


あの人もぶつかってきたのに


謝りもしないとか非常識じゃない?!





「少しくらい謝ってくれてもいいじゃん…、」




私は少し不貞腐れつつも



改めて何クラスか確認をし



そのクラスに向かった