「灯のことでしょう。きっと思ったことをズバッときつい口調で言ってしまったのではないですか?」
「うぅ……。その通りよ…。」
さすが桔梗だわ…。
だてに8年もわたしの付き人をしてるわけではないのね。
「それなら簡単でしょう。」
「か、簡単…?」
わたしがこんなに悩んでいることを桔梗は簡単だと言うの…!?
「ええ。まずは、きつい言い方だったのを謝って、それからその時思っていたことを丁寧に相手に伝えれば良いのです。」
「それだけでいいのかしら…?」
「それでダメだったのならわたくしとまた一緒に考えましょう?」
「わ、わかったわ…。行ってくるわね!」
「ええ、応援していますよ。」
そうして、桔梗に見送られながらわたしは湊が居る生徒会室の前まで行き、ドアをノックした。
「空いているぞ。」
中から、学校でのクールモード湊の声がした。
「失礼致します…。」
「僕に何のようだ…っと、灯か…、どうしたんだ?」
わたしと2人きりだからと言って崩れることのないクールキャラ。
クールな湊と王子様な湊の一人称はどうやら“僕”らしい。
本人は無意識だと言っていたけれど本当だったのね…。
「うぅ……。その通りよ…。」
さすが桔梗だわ…。
だてに8年もわたしの付き人をしてるわけではないのね。
「それなら簡単でしょう。」
「か、簡単…?」
わたしがこんなに悩んでいることを桔梗は簡単だと言うの…!?
「ええ。まずは、きつい言い方だったのを謝って、それからその時思っていたことを丁寧に相手に伝えれば良いのです。」
「それだけでいいのかしら…?」
「それでダメだったのならわたくしとまた一緒に考えましょう?」
「わ、わかったわ…。行ってくるわね!」
「ええ、応援していますよ。」
そうして、桔梗に見送られながらわたしは湊が居る生徒会室の前まで行き、ドアをノックした。
「空いているぞ。」
中から、学校でのクールモード湊の声がした。
「失礼致します…。」
「僕に何のようだ…っと、灯か…、どうしたんだ?」
わたしと2人きりだからと言って崩れることのないクールキャラ。
クールな湊と王子様な湊の一人称はどうやら“僕”らしい。
本人は無意識だと言っていたけれど本当だったのね…。



