無自覚なまま、愛を蓄えて。


はぁはぁと息を切らしながらコップをジュースバーにセットする。


その間、私は早乙女くんのことで頭がいっぱいだった。なんで私に構うんだろう……。他にも真桜や蘭ちゃんだっているのに。


私なんかにかわいいなんて軽く言っちゃって。ホント、何考えてるのかわかんない。


合コンなんだから当たり前のことなんだけどそれすらも気持ち悪いと思ってしまう私。


普段から男子への免疫がないからより一層そう思ってしまった。



「優星〜。なんか、早乙女くんといい感じじゃない♡」


「わぁ!」



ぼーっとしながらコップにジュースをついでいると、私に追いついた真桜が話しかけてきた。


私はびっくりして、勢いよく後ろを振り向く。



「そんなに驚かなくても。ねぇ、優星は早乙女くんのことどう思ってるの?もしかして、好きとか思っちゃったり!?」



私と早乙女くんのやり取りを見ていたのだろう。真桜は目をキラキラと輝かせて話す。