無自覚なまま、愛を蓄えて。


笑われてしまった。



「優星ちゃん、かわいーからなんかほっとけない。もっとこっち来て話そうよ。そんな隅っこにいないでさ」


「……や、わ、私は参加してるだけなんで。ただの人数合わせなんで……。皆さんで楽しんでください……」



ジリジリと迫ってくる早乙女くんにビビりながらなんとか会話を繋げる。


こんな私を可愛いなんて思ってるはずない。合コンだからからかって言っているだけだ。


お願いだから、私に近づかないでーー!



「優星〜!そろそろドリンクつぎに行かない?私なくなりそうで〜」


「い、行く!」



早乙女くんに引っ張られそうになった瞬間、タイミング良く真桜が声をかけてくれた。


助かった!と私はまだコップに残っていたドリンクを飲み干すとダッシュでルームを出る。



「ちょ、優星、待ってよ〜!」



誘ってくれた当の本人を置いてけぼりにしてしまうほど私は焦っていたらしい。