無自覚なまま、愛を蓄えて。


暴走族に入っている生徒が半数をしめているんだとか。あまりいい噂も聞かないし、よりによって星稜高校の生徒と合コンだなんて。


やっぱり、この合コンはいろいろまずいかも。



「大丈夫だって。見た感じ好青年ぽくない?それに何より3人とも顔がマジイケメン♡絶対誰か1人とお近付きになってやる!」


「ま、真桜ー……」



真桜にコソッと耳打ちしたのだけど私の話なんて聞いてない。むしろ目の前のイケメンに夢中になっていてそれどころじゃないみたい。


そりゃ、傍から見たらこんな贅沢な空間はないと思う。


だけど……3人の目線が怖いと感じるのは私だけ……なのかな。


私はそっとため息をついて真桜と話すことを諦めた。少ししたらひっそり抜けて帰ろう。


そう思ってスマホを見た。



「ねぇ、優星ちゃん。楽しんでる〜?」


「ひゃっ!」



スマホの画面を開いた瞬間、1人の男の子に声をかけられ思わず変な声を出してしまう。